上杉鷹山が藩主の時代には、苦しい財政に加え、あいつぐ天災により農作物がとれず、食糧不足による飢えで、尊い命が数多くなくなりました。この飢饉に対して人々を救うため、野草などを食料にする知恵をまとめたのが、「飯粮集」です。
| 上杉鷹山:飢餓を救った飯粮集
なんと、「飯粮集」には125種類もの植物が記載されています!
食感まで書かれているので、その当時の食生活を想像できるような文章もあるため、非常に興味深いです。
ただ、現存しているものは一冊で、何冊つくられ、どこに配布されたのか、どのような効果があったのかなどは分からず、まぼろしの「救荒書」といわれています。
| 上杉鷹山:飢餓を救った飯粮集
飯粮集はいまいち実態がつかめていないのですが、この「かてもの」は現在にも通じる、全国的に見ても類を見ないほどの救荒書として高評価を得ています。
「かてもの」の内容は、84種類の植物が記載されており、文体は統一整理されて分かり易く、しかもいろは順に並べるなど、よりわかりやすく、実践的な救荒書として作成されています。
また、版木が現存しており、1575冊出版されたことも判明しています。さらに配布先や天保の大飢饉での効果が史実であきらかになっています。
本当に素晴らしい食料辞典だったんですね。
| 上杉鷹山:飢餓を救った飯粮集